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スマートロックの締め出し対策|注意点と対策まとめ【法人向け】

スマートロックの締め出し対策アイキャッチ
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スマートロックの導入を考えているけど『締め出し』が怖いからなぁ。

という方に、ぜひお読みいただきたい記事です。

物理キーレスでスマートな鍵の運用を実現してくれるスマートロックですが、注意点もあります。

今回はスマートロックの導入における注意点でもある、「締め出し」について原因と対策を紹介します。

結論から申し上げると、締め出しの発生リスクを抑え、起きてしまったときの事後対策を打っておくで締め出しのリスクは抑えることが可能です。

今回は賃貸マンション・アパートでの運用を例に、締め出しの対策を考えたいと思います。

この記事はこんな方におすすめ
  • スマートロックの導入をお考えの方
  • スマートロックの締め出しに不安のある方
  • スマートロックの締め出し対策を知りたい方
スマートロックラボ管理人プロフィール

スマートロックの「締め出し」はなぜ起こるのか?

締め出しが起こる理由は大きく以下のパターンがあります。

  1. 鍵を室内に置いてきた(インキー)
  2. ICカードやスマホを紛失してしまった
  3. スマートロックが動作しない(電池切れまたは故障)

インキーは入居・導入したばかりのタイミングで起きやすい

スマートロックを導入することで、「オートロック」にできるのはセキュリティや利便性の面で魅力的な要素の一つです。

しかしながら、オートロックのない生活をしてこられた方にとって、突然オートロックが導入されると、ついつい、いつもの習慣で「しまった!」が起きやすいです。

特に、引っ越して来られたばかりの方や、スマートロックを後から導入する物件では、注意が必要です。

カギタ

ちょっとそこまでゴミ出しに、なんて時によく起きがちです。

カギタさんはもちろんお詳しいので、締め出されたことはないのですよね?

カギタ

ハハハ。もちろんですよ(汗)

スマートロックでも鍵の紛失がゼロにならないこともある

スマートロックの解錠手段は大きく以下のパターンがあります。

  1. ICカード(専用のカード、交通系ICカード)
  2. 専用のタグ
  3. スマホアプリ
  4. 暗証番号

この内、①~③については物理的なアイテムを使って解錠するので、紛失リスクがあります。

せっかくスマートロックにしても、紛失リスクはあるのね?

カギタ

「物理的なアイテムを使った解錠」ならその通りです。

ただ、物理キーを紛失時に発生する「シリンダー交換」は不要なので、紛失したときの経済的なダメージは小さいです。

スマートロックは電子機器なので故障・電池切れのリスクがある

スマートロックは電池で駆動する電子機器です。

そのため、故障や電池切れのリスクがあります。

壊れてしまったり、電池が切れてしまった場合には解錠できず、『締め出し』が起きてしまいます。

スマートロックの締め出し対策は?

スマートロックの締め出し対策をいくつか紹介します。

カギタ

完全になくすことはできなくても、しっかり対策をしておくことで発生リスクを抑えることは可能です。

  1. 暗証番号で運用する
  2. 解錠手段を複数用意しておく
  3. 電池切れを防ぐ
  4. オートロックを使わない

①暗証番号で運用する

暗証番号であれば運用した場合、少なからず「キー閉じ込め(インキー)」は発生しません。

暗証番号自体を忘れてしまうリスクはあるものの、毎日の解錠に使っていれば、忘れてしまう可能性はかなり低いでしょう。

うっかり手ぶらで外に出てしまっても、暗証番号で運用していれば安心です。

②解錠手段を複数用意しておく

解錠手段が複数あれば、仮に一つの解錠手段が使えなくても、代替手段で解錠することが可能です。

例えば、

  • ICカード
  • 専用タグ
  • スマホアプリ
  • 暗証番号

といった複数の解錠手段を併用して使えるようにしておくことで、ICカードを室内に閉じ込めてしまっても、スマホアプリで解錠することができたりといったバックアップ策となります。

③電池切れ対策を行う

電池切れについては、ある事前・事後の両面で対策しておくことで発生リスク、発生したときの影響を抑えることが可能です。

事前対策としては、

  • 電池残量が少ない時にアラートを出す製品を選ぶ
  • 長持ちする電池を選ぶ

事後対策としては、

  • 緊急用の一時給電機能がある製品を選ぶ
  • 物理キー解錠用のシリンダを残せる製品を選ぶ(管理会社に駆け付けでの解錠)

といった手段が有効です。

電池切れ対策については、以下の記事で詳しくまとめておりますので、参考まで。

スマートロックの電池切れ対策|事前・事後対策で安定運用を実現する【法人向け】

④オートロックを使わない

セキュリティや利便性とのトレードオフになってしまいますが、オートロックを使わないという選択肢もあります。

スマートロックの機種にもよりますが、たいていのスマートロックはオートロックのON/OFF切り替えが可能です。

締め出しの多くは、鍵を家に置いてきたままうっかり外に出てしまい、オートロック施錠されてしまうことが要因です。

オートロック施錠をOFFにしておけば、締め出しリスクを抑えることが可能です。

本記事のまとめ

今回は「スマートロックの締め出し対策」について紹介しました。

まとめ
  • スマートロックの締め出しはなぜ起こるのか?
    ・鍵を室内に置いてきた(インキー)
    ・ICカードやスマホを紛失してしまった
    ・スマートロックが動作しない(電池切れまたは故障)
  • スマートロックの締め出し対策は?
    ・暗証番号で運用する
    ・複数の解錠手段を用意しておく
    ・電池切れ対策を行っておく
    ・オートロックを使用しない

今回の記事は以上です。

この記事が、法人向けスマートロックの導入をお考えの方の参考になれば幸いです。

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