RemoteLOCK 5iの特徴、メリット・デメリットは?【法人向けスマートロック】
RemoteLOCK(リモートロック) 5iが気になる。どんな商品なのかしら?
という方に、ぜひお読みいただきたい記事です。
この記事では、RemoteLOCKシリーズの中で最もメジャーな、「RemoteLOCK 5i」について紹介します。
結論から言うと、「RemoteLOCK 5i」は、民泊やホテルなど不特定多数の人が一時利用で出入りするような施設で、アプリ不要のシンプルな解錠手段にしたい方にとって有力な製品です。
- 民泊やホテル、共有施設にスマートロックの導入をお考えの方
- アプリ不要なスマートロックをお探しの方
- Remote LOCK 5iの主な特徴、メリット・デメリットを知りたい方
RemoteLOCKのサービス概要
RemoteLOCKはWi-Fiを通じてインターネットに接続し、クラウド上で多数の利用者の入室管理を実現するサービスです。
鍵の受け渡しなど入室の現地対応を削減し、施設運営の無人・省人化・非対面化を実現することができます。
具体的には、利用者毎に、暗証番号やQRコードなどのカギ発行を遠隔で行え、ゲストはキーレスで施設の利用ができるようになります。
日本国内における販売・サービスの提供元は構造計画研究所です。
構造計画研究所はどのような会社?
株式会社構造計画研究所(こうぞうけいかくけんきゅうしょ)は日本のエンジニアリングコンサルティング組織です。
創業は1956年で、日本の構造設計事務所として長い歴史を持つ会社です。
「大学、研究機関と実業界とをブリッジする総合エンジニアリング企業」を企業理念として掲げており、東証スタンダードに上場しています。
2017年からWi-Fi型スマートロック『RemoteLOCK』サービスを開始しています。
歴史があり、上場もしている企業なので、「大事な鍵を任せる」という観点でもとても安心感があります。
RemoteLOCK 5iの特徴
RemoteLOCK 5iのハードウェア(機器)としての主な特徴は以下です。
RemoteLOCK 5i | |
---|---|
本体価格(税抜) | 35,000円/台 |
解錠方法 | 暗証番号、物理キー |
設置方法 | ドアへ穴あけ工事を行いシリンダごと交換 |
給電 | 単三電池(アルカリ or リチウム) |
通信規格 | IEEE802.11b/g/n準拠 2.4GHz |
オートロック | 簡易オートロック(タイマー) |
その他備考 | 別途取り付け工事費が発生 |
物理キー以外の解錠方法は「暗証番号のみ」という点が非常にシンプルなスマートロックです。
RemoteLOCK クラウド管理システムの特徴
RemoteLOCKのクラウド管理システム側の主な機能、料金以下です。
クラウド管理システム | |
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主な機能 | ・遠隔から暗証番号追加・削除・変更 ・電池残量の把握 ・スケジュール設定による施錠・解錠 ・有効期間の設定 ・ドア間での暗証番号連動 ・履歴の取得とリアルタイムの通知機能 ・予約システムとの連携 etc. |
デバイスあたり月額料金 (税抜) | ・ホームプラン:550円/台 ・ビジネススタータープラン:1,100円/台 ・ビジネススタンダードプラン:1,650円/台 |
主な機能の一つに、「予約システムとの連携」とありますが、RemoteLOCKは、宿泊施設関連サービスや時間貸し関連サービスなどの連携が多岐に渡る点が特徴的です。
例えば以下のようなサービスと連携しています。
- Airbnb
- AirHost(エアホスト)PMS
- ねっぱん!サイトコントローラー++
- TEMAIRAZU
- suitebook(スイートブック)
- minpakuIN(民泊イン)
- m2m check-in(エムツーエム・チェックイン)
etc…
- RESERVA(レゼルバ)
- インスタベース
- Threes(スリーズ)
- Mcloud(エムクラウド)
- かんたん無人店舗
etc…
有効期限付きの解錠権限をこれら外部サービスと連携して払い出すことで、業務をスマートにできます。
数あるスマートロックサービスの中でも、RemoteLOCKのとりわけ特徴的な点が、「外部サービス・API連携の豊富さ」です。
RemoteLOCK 5iのメリット・デメリット
RemoteLOCK 5iのクラウド管理システム側のメリット・デメリットについて紹介します。
RemoteLOCK 5iのメリット
様々なメリットがありますが、当サイト管理人の目線で考える「RemoteLOCK 5iの特におすすめできるメリット」は以下です。
①~③のメリットから、民泊やホテル・共有スペースなど不特定多数の人が一時利用で出入りするような施設への導入におすすめです。
物理キー運用が不要になる点はスマートロック導入の最大の利点ですが、他社製品は暗証番号(テンキー)以外にカードやアプリでも解錠できる多機能タイプが多いです。
賃貸マンションなど利用者が比較的長期に渡って変わらない運用であれば、利便性の観点で多機能タイプはお勧めできます。
一方で、「一時利用で頻繁に利用者が変わる運用」において多機能タイプを選んだ場合、
- 解錠手段が多いことで利用者が迷う
- アプリ解錠の場合、インストール方法のレクチャーやログイン情報の払い出しも必要となる
といった不都合が生じます。
「一時利用で頻繁に利用者が変わる運用」で非対面で簡潔にしようとするのであれば、解錠手段をできるだけシンプルにした方が運用しやすいです。
例えば、民泊においてRemoteLOCK 5iを利用すると、以下のような、シンプルかつ安心な運用を実現できます。
- Airbnbの予約成立時に暗証番号が自動発行。手間いらず
- 発行される暗証番号は毎回異なる。宿泊期間のみ有効なので安心
- 暗証番号のシンプルな解錠方法。外国籍の方も迷いにくい
宿泊予約に伴うコミュニケーション稼働を最小化した上で、セキュリティ面も向上できるのは魅力的ですね。
RemoteLOCK 5iのデメリット
RemoteLOCK 5iのデメリットは以下です。
RemoteLOCK 5iは既存の鍵を交換する形で、工事取り付けを行います。
そのため、扉に穴あけ加工が必要なるため施工費が高くなりがちですし、現状復旧の観点で穴あけ加工がNGとなるケースも考えられます。
トラブルとならないよう、賃貸物件に導入する場合は、物件オーナーや管理会社に事前に施工内容を伝えておくようにしましょう。
また、ランニングコストについては、市中製品においてはスマートロック1台あたり月額500円/月~程度のものが多いですが、RemoteLOCK 5iはビジネススタンダードプランの場合で月額1,650円/台と比較的高めです。
ただし、宿泊予約関連サービスや時間貸し関連サービスとの連携により、大幅に人件費を削減できる可能性があるため、逆に「安い!」と考える人も多くいらっしゃると思います。
コストについては人件費との天秤にかけた上で、導入を判断するといいでしょう。
RemoteLOCK 5iの活用シーン
RemoteLOCK 5iの活用が特に期待できる利用シーンは以下です。
- 民泊・ホテルなど宿泊施設の無人または省人運営
- レンタルスペース、コワーキングスペース運営
- 無人の店舗・展示会運営
扉への加工があるため、現状復旧や導入コストの観点では、賃貸マンション・アパートへの導入については他社製品の方が向いています。
一方、上に挙げたような一時利用・かつ利用者が頻繁に入れ替わるような施設については、抜群の有力候補になってくるサービス・機器だと言えます。
本記事のまとめ
今回は「RemoteLOCK 5i」について、製品・サービスの特徴やメリット・デメリットを紹介しました。
- RemoteLOCKはクラウド上で多数の利用者の入室管理を実現するサービス
- 日本国内における販売・サービスの提供元は構造計画研究所
- RemoteLOCK 5iのハードウェアとしての特徴
・解錠方法は暗証番号または物理キーのシンプルな設計
・取り付けはドアへ穴あけ工事を行いシリンダごと交換 - RemoteLOCKのクラウド管理システムの特徴
・外部サービス(宿泊予約/時間貸しなど)との連携が豊富 - RemoteLOCK 5iの活用シーン
・民泊、ホテル、レンタルスペース、コワーキングスペース、無人店舗/展示会運営など
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